豪州おもしろ珍道中〜バス停に潜む〇〇〜 ワーホリ編
海外に長期間滞在していると、ほんと良くも楽しく色々ありますよね??😋
そんな現地で体験した出来事を事実に基づき書いていきたいと思います✨
ワーキングホリデー1年目の西オーストラリアのパースに滞在していた時のことです。
パースは世界的にも住みやすい街として定評があり、ほどよく都会と自然がうまくマッチしています♪私は最初は静かに勉強を頑張りたいと思いパースを選びました✨
最初の1か月間のホームステイも終わり自分の家となるシェアハウスを決めました。シェアハウスは日豪センターという掲示板があり、そこで見つけた家のオーナーに連絡し、家を見にいくことが一般的でした。注意点は必ず一人では見に行かないということ。男性も女性も2人以上で見に行くように気をつけましょう✊🏻
この時私の他にも同タイミングで入居した人がおり中華系ニュージーランド人の女の子で大学生でした。家は場所的に都心部から少し離れていたこともあり、語学学校へはバスで35分くらいでした。(ちょっと遠かったですね)
いつもバスの後部座席にはアボリジニー人の団体が占領しており、いつもf○○kワードを大声で連発しているような路線でしたので治安的には良かったとは言えません。それでも初めて選んだシェアハウスで気持ちは高く、シェアハウスのオーナーはとても優しく、いつもユーモアが大好きなイタリア人、その彼女はオーストラリアで永住を目指す勉強に励む韓国人の女の子でした。
オーナーはイタリアアンレストランでシェフをしていていつも仕事帰りに余り物を持って帰ってきてくれたのでいつも美味しく頂きました✨一つ難点があるとするといつも夜12時過ぎなので夜食にしてはとてもヘビーでした笑
休日にはオーナーとその彼女と3人でカフェに行きマーケットで買い物をして帰るという生活もゆるくて良かったです♪
オーストラリアではカフェがとても人気があるということを知らなかったので、カフェ文化の浸透ぶりに驚きました😳オーストラリアでは他の国にはない独自のメニューがありました。カフェラテのミルクの量が2倍のフラットホワイトというメニューがあり、飲みやすかったのでリピートしてました👍やはりカフェやバーなど昼間から乾杯してるオーストラリアのeasy-goingさは日本人にはなく様になりますよね笑
話がだいぶと逸れましたが、そんな穏やかな日常でいつものバス停で帰りのバスを待っていると、オーストラリア人のおじいちゃんに声をかけられました🤔
日本が好きで行ってみたいと思ってたけど行けてなく、日本人とお話するのが好きなのだ自己紹介されました。
私も英語の勉強はしたかったので、学校からの帰りにおじいちゃんがいる時はいつも一緒に帰りながら日本の話やおじいちゃんの若かりし頃の話を聞いてました✨
おじいちゃんは移民だったようです。
何度か一緒に帰っていると今度の週末に良かったらうちに来て一緒にご飯でも食べんか??クスクスが得意料理で振る舞ってくれるとのこと🙌🏻滅多にこんな経験もできないので語学学校の終わりにいつもの路線の降りる駅を教えてもらい、現地で集合することになりました。
その日は快晴で、おじいちゃんの家に着く頃には15時を回っていました。
私が家についてノックをするとよくきたねと出迎えてくれました。
今日はやりたいことがあるんだと言われ、なんだろうと思って聞いたところ、
家の庭に大きな木があるからそこに2つ椅子を並べてお話がしたいとのこと。
おじいちゃんの家に家族の気配はなくおじいちゃんは独り身で話し相手がいなかったのだろうなと想像してました。言われた通り、椅子を庭に並べようと木の下についた頃に異変に気付いてしまった。。
めっちゃでかいハチの巣が木にぶら下がっており、ハチさんも巣の周りを旋回しているではありませんか。これはダメだと思い、おじいちゃんに、これはちょっと危険だから庭でのプランは延期しようと伝え、渋々了解してもらえました。こんなところでハチに刺されるなんて嫌ですからね笑
そうこうしているうちに夕食の時間になり、おじいちゃんは台所で夕食の準備を始めました。クスクスを作ってくれると聞いて楽しみにしていましたが、なんとスーパーで買った市販のクスクスパックの細かい粉みたいなものにお湯をかけ、しばらくしたらあっという間に完成しました。得意料理という名のレンジでチンレベル。味も、、、うんまぁいっかという感じでした。食後の片付けを終わらせた後におじいちゃんがリビングに行こうと行ったのでとりあえずリビングに行きました。机の下にある棚から何やら探し物をしている様子。しばらくすると1本のビデオテープを取り出し、もう暗くなってきたし最後にこれ見て終わりにするような空気になりました。
まさか知らないおじいちゃんの家でビデオを見ることになるとはと思い、再生された瞬間に違和感を覚えました。登場人物の男性が2人、、、、服を脱いで行き、、、ん??なんじゃこりゃ!?おじいちゃん年下の男の子が趣味だったようで、このままいるとちょっと危険な空気を本能的に察知してしまったのです。。😱おじいちゃんがこちらをチラ見して立ち上がろうとしたその瞬間に、、私も思わず立ち上がっていました!!
そして持ってきた荷物をさっと背負いそのまま振り返らずに家から飛び出しました!
本当にあの瞬間は恐怖でした。おじいちゃんは出会った最初からこれをずっと考えて近寄ってきていたのかと考えただけで背筋がゾッとしました。
慌てて飛び出してしまい、夜道をしばらく無我夢中に走ってしまったせいで、普段の学校からのバスでの帰り道ではあったのですが、灯りもない土地勘もない、完全に迷子になってしまいました。しかも治安も良いとは言えない街の住宅街に一人。誰も周りにいない。助けを呼ぶにも場所がわからないので呼ぶにも呼べない。そんな恐怖心で満たされた頭はパニック寸前でした。これはまずい!!車が通ることをかすかに期待しながら、最悪は人の庭の陰で一日過ごさないといけないかもと覚悟したその時、、、奇跡が起きました。
なんと車の灯りが遠くからしかもタクシーが向かってきているのです。これを逃すともう絶対来ないと思い、車道の真ん中に立ちタクシーを止めました。
タクシーの運転手的にはあぶねーなといういう顔をしてましたが、私にはもうこれしか選択肢が他にないのです。なんとか無事にタクシーを捕まえることができ、いつもの街に戻ってきました。助かりました。いつものシェアハウスに辿り着きそのまま安堵し眠りにつきました、、その日の出来事はオーストラリアに到着1ヶ月以内で一番恐怖を感じました。
後日、現地のサテライトオフィスに行きこんなことがあったんですよーと笑いながら伝えると怒号のごとく怒られました。見知らぬおじいちゃんの家に一人で行って、何もなかったから良かったものの常識的に普通そんなことしないですよね??と。二度とそんなことをするなと注意を受けました。
その日の帰りにいつもの路線バスを利用するためにバス停に行くと、あのおじいちゃんがおり、また誰かに声をかけるタイミングを狙っているように見えました。
その日から私はおじいちゃんに近づかなくなりました。